第103回舞台芸術講座 オルガン
「フーガの技法」~謎と魅力~
Organ Lecture “ The Art of Fugue” by J.S.Bach
第1回「フーガの技法」の謎と魅力に迫る ~概論~ Introduction
- 日時 2020/2/16(日) 14:00 開演 (13:30 開場)
- 会場 会議室
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KAme
先行 2019/11/9(土) - 一般発売 2019/11/16(土)
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お問い
合わせ 神奈川県民ホール 事業課 045-633-3798
「音楽の父」として誰もが知るJ.S.バッハ。万人から愛される普遍的な存在でもあり、難解で近寄りがたくもある。その不思議な魅力で多くの音楽家を虜にしてきましたが、その中でも対位法の最高傑作「フーガの技法」は、芸術性の高さと未だ解明されない多くの謎ゆえに特に知的好奇心をくすぐられます。
かく言う私もその一人・・今回の舞台芸術講座では3回シリーズでその「謎と魅力」に迫ります。皆さんご一緒に、深遠な世界に足を踏み入れてみませんか?
荻野 由美子(神奈川県民ホール オルガン・アドバイザー)
バッハの「フーガの技法」は一つの主題に基づいてどれだけ多彩なフーガが書けるかを追求した対位法音楽の傑作ですが、多くの謎に包まれています。まず、遺された作曲家の自筆譜や初版譜の最後のフーガが、バッハの名前を基にした主題(BACH=変ロ・イ・ハ・ニ音)が出てきたところで途切れていることなどから、「未完の絶筆」とされていることです。また、自筆譜と初版譜では曲の配置が異なり、楽器の指定もありません。そのため多くの研究者や演奏家を悩ませてきました。《フーガの技法》は本当に未完なのでしょうか。いつ、何のために書かれ、バッハ自身はどんな楽曲の配列や楽器を想定していたのでしょうか。当講座ではこうした問題点を明らかにしたうえで上述の謎について考察し、作品の魅力に迫ります。
那須田 務(音楽学者・音楽評論家)
3月7日(土) 第2回 フーガとはどんなもの? ~楽曲分析~ Musical Analysis 講座情報はこちら!
4月17日(金) 第3回 ~オルガン&チェンバロ 聴き比べ~ Compare "Organ" or "Cembalo" 講座情報はこちら!
講師:那須田 務(音楽学者・音楽評論家) 聞き手:荻野 由美子(神奈川県民ホール オルガン・アドバイザー) Lecturer: NASUDA Tsutomu, Musicologist/ Music journalist Listener: OGINO Yumiko, Organ那須田 務(音楽学者・音楽評論家) NASUDA Tsutomu, Musicologist/ Music journalist ドイツ・ケルン音楽大学を経てケルン大学で音楽学科修士課程修了(M.A)。専門はバッハを始めとするバロック音楽、古楽演奏。1989年に帰国後は音楽評論家として、音楽雑誌、新聞、CD解説等の執筆活動の他、市民講座、カルチャーセンターの講師などを務める他、NHKラジオ番組にも出演している。著書に『音楽ってすばらしい』(ポプラ社)、『名曲名盤バッハ』(音楽之友社)、監修著作に『ピアノの世界』(学研)、『河出「夢」ムック バッハ』(河出書房新社)、共訳書にアーノンクール著『音楽は対話である』(アカデミア・ミュージック)の他、『古楽への招待』『200CDバッハ』『200CDアヴェ・マリア』(以上立風書房)、『古楽演奏の現在』『ピリオド楽器から迫るオーケストラ読本』『世界のオーケストラ』(以上音楽之友社)、『坂本龍一 スコラ第6巻 The Classsical Style』(RZCM)、『グレン・グールド完全ディスクガイド』(河出書房新社)、『面白雑学事典バッハ』『面白雑学事典クラシック不滅の名演』(以上ヤマハ)等多数の共著書がある。現在『レコード芸術』『音楽の友』(以上音楽の友社)のレギュラー執筆者(前者で新譜CD批評を担当する他、エッセイ「古楽夜話」を連載中)。斎藤秀雄メモリアル基金賞任期制選考員(2015年~17年)、レコード・アカデミー賞選定委員、かながわ音楽コンクール審査員、独立行政法人日本芸術文化振興会文化芸術活動調査員、日本ペンクラブ会員、ミュージック・ペンクラブ・ジャパン理事・事務局長。洗足学園音楽大学及び同大学院非常勤講師。チケット
当日券 |
関係者席解放のため当日券を若干枚数販売いたします。
販売開始時間 2月16日(日)13:00 販売場所 6階会議室前 |
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チケット発売日 |
KAme先行(かながわメンバーズWEB先行販売): 2019/11/9(土) ~2019/11/15(金) かながわメンバーズ入会はこちら一般:2019/11/16(土) |
チケット料金 |
全席自由
一般¥1,000 (Ordinary Tickets)
通し券¥2,000 (3 Lecture Combine Tickets)
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主催 | 神奈川県民ホール |
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助成 |
文化庁文化芸術振興費補助金
(劇場・音楽堂等機能強化推進事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会 |