子どものためのバレエ ねむれる森の美女
オーロラ姫とデジレ王子の物語「ねむれる森の美女」
11:30 開演 オーロラ姫: 三雲友里加/デジレ王子: 岸本秀雄 上演時間:1時間45分(休憩1回含む)
15:00 開演 オーロラ姫: 沖 香菜子/デジレ王子: 梅澤紘貴 上演時間:1時間45分(休憩1回含む)
出演: 東京バレエ団 指揮: 永峰大輔 管弦楽: 神奈川フィルハーモニー管弦楽団
総監督:佐々木忠次 原振付:マリウス・プティパ 改訂振付:飯田宗孝ほか
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー 演出:立川好治 舞台美術:永井郁子
※3歳以下のお子様の入場はご遠慮下さい。
チケット情報 | ||||
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料金 (全席指定) | 子ども(4歳〜中学生) | 1,000円 | ||
一 般(高校生以上) | 2,000円 | |||
親子券(一般1枚+子ども1枚) | 2,500円 | |||
チケット お取り扱い | チケットかながわ 子どものためのバレエ ねむれる森の美女 | |||
お電話でのお申し込み | チケットかながわ(10:00~18:00) 0570-015-415 | |||
窓口でのお取り扱い | 神奈川県民ホール窓口(10:00〜18:00) 神奈川芸術劇場窓口(10:00〜18:00) 音楽堂窓口(13:00〜17:00月曜休) | |||
チケットぴあ | http://pia.jp/ (パソコン・携帯) 0570-02-9999 [Pコード 442-858] | |||
イープラス | http://eplus.jp(パソコン・携帯) | |||
託児サービス | チャイルドサービス遊 託児料2,000円 TEL.045-790-4105(月~土 9:00~18:00) *公演1週間前までに要事前予約・定員あり |
登場人物
オーロラ姫
フロレスタン王と王妃のあいだにやっと生まれたあいらしい女の子。美しいお姫さまに成長する。16さいのたんじょうびに悪の妖精カラボスの針に指を刺されて、100年のねむりにつく。
デジレ王子
オーロラ姫がねむりについてから100年後の世界にあらわれる王子さま。森のなかでリラの精に姫のまぼろしを見せられ、ひと目で夢中になってしまう。なんとしても姫のねむりを覚まそうと、リラの精にみちびかれおそろしげな森にわけいる勇気のある青年。
リラの精
オーロラ姫の成長をやさしくみまもる善の妖精。カラボスののろいの力をやわらげて、針に刺されたオーロラ姫をねむりにつかせる。100年後、森の奥でねむる姫のもとに、デジレ王子をみちびく。
カラボス
悪の妖精。オーロラ姫のたんじょうのお祝いに招かれなかったためにおこってお城にのりこみ、「オーロラ姫は16さいのたんじょうびに、針で指を刺して死ぬ」というおそろしいのろいをかける。
カタラビュット(式典長)
お城の行事をつかさどる式典長。物語の案内役をつとめる。オーロラ姫のたんじょうのお祝いに悪の妖精カラボスを招待するべきか悩む。
ストーリー
プロローグ
ある国の王さまと王妃さまに、オーロラという名のあいらしいお姫さまが生まれました。
お城ではお祝いのパーティが開かれ、おおぜいのお客さまや妖精たちが招かれました。けれど、ひとりだけパーティに招かれなかった悪の妖精カラボスが、おこってお城にのりこんできました。カラボスは「オーロラ姫は16さいのたんじょうびに針で指を刺して死ぬ」とのろいをかけます。
しかしリラの精は「姫は死にません。私が守ってねむらせ、100年後に姫を愛する王子さまがくちづけすれば、ねむりから覚めるのです」と言いました。
第1幕
オーロラは16さいになると、かがやくばかりのうつくしい姫になりました。4人の王子がプロポーズにやってきて、姫と踊ります。
そこにお婆さんのかっこうをした悪の妖精カラボスがやってきて、糸つむぎをかくした花束をわたします。姫はめずらしそうに手に取るうちに、針で指を刺してたおれてしまいました!
けれどリラの精がやってきて、姫とお城のすべてをねむらせて森でおおってしまったのです。
第2幕
100年がすぎ、リラの精はデジレという名の王子にオーロラ姫のまぼろしを見せます。姫の美しさに夢中になった王子は、リラの精にみちびかれて森へ行き、姫にくちづけをします。すると姫が、そしてお城のすべてが目覚めました。
姫と王子の結婚式が行われることになりました。幸せの青い鳥とフロリナ王女。赤ずきんとおおかみ。シンデレラとフォーチュン王子。しらゆき姫と七人のこびと…。
童話の主人公たちがお祝いにかけつけ、さいごはオーロラ姫とデジレ王子のすばらしい踊りがひろうされて、人々は幸せな二人をたたえました。
プロフィール
オーロラ姫
福岡県出身。7歳からバレエを始める。2010年東京バレエ団に入団。11年『ダンス・イン・ザ・ミラー』で初舞台を踏む。12年、新制作“子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』”フロリナ王女に抜擢され、見事に期待に応える。13年『ザ・カブキ』で現代のおかるを演じ、第26次海外公演では“子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』”オーロラ姫に抜擢された。14年、ノイマイヤー版『ロミオとジュリエット』バレエ団初演でスーザン、オーストリア・クラーゲンフルト市立劇場で『舞楽』『タムタム』、ローマ・カラカラ野外劇場で『ギリシャの踊り』パ・ド・セット、『ドン・ジョヴァンニ』ヴァリエーション1、“子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』”でオーロラ姫を踊った。このほか『くるみ割り人形』(ベジャール振付)、『レ・シルフィード』『ペトルーシュカ』(フォーキン振付、ベジャール振付)、『中国の不思議な役人』『ラ・シルフィード』『エチュード』などに出演、『ドン・キホーテ』ではセギディーリャ、8人の女性などを踊った。ベジャール振付『第九交響曲』バレエ団初演に出演、『くるみ割り人形』アラビア、花のワルツのソリストなど、多数の作品に出演している。
神奈川県横浜市出身。4歳からバレエを始める。2008年文化庁新進芸術家の海外研修制度に合格しボリショイ・バレエ学校に留学。10年東京バレエ団に入団。11年『ダンス・イン・ザ・ミラー』で初舞台を踏む。12年、新制作“子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』”のオーロラ姫に抜擢。可憐な容姿と柔軟性を活かした軽やかな踊りで期待に応えた。13年、“子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』”で再びオーロラ姫を踊り、『ラ・シルフィード』では古典全幕初主演を果たし高い評価を得る。14年、ノイマイヤー版『ロミオとジュリエット』バレエ団初演でジュリエットを演じて大きな反響を呼んだ。また“子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』”主演、オーストリア・クラーゲンフルト市立劇場で『スプリング・アンド・フォール』主演、シュツットガルト州立劇場で『ザ・カブキ』おかる、ローマ・カラカラ野外劇場で『ギリシャの踊り』パ・ド・セットなどを踊った。このほか創立50周年〈祝祭ガラ〉『スプリング・アンド・フォール』主演、『ドン・キホーテ』キトリ、ベジャール振付『第九交響曲』バレエ団初演に出演、『くるみ割り人形』クララなど、多数の作品に出演している。
デジレ王子
東京都出身。5歳よりバレエを始める。2003年、東京バレエ学校に入学し、在学中にスクール・パフォーマンスの『眠れる森の美女』でデジレ王子を踊る。11年、東京バレエ団に入団、『ラ・バヤデール』で初舞台を踏む。12年、“子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』”で青い鳥に抜擢された。パリ・オペラ座ガルニエ宮『ザ・カブキ』に出演。〈横浜ベイサイドバレエ〉『ボレロ』で第6ソリスト、『ドン・キホーテ』セギディーリャ、『ラ・バヤデール』6人の戦士を演じた。13年、東京・春・音楽祭で『春の祭典』、『ラ・シルフィード』に出演、“子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』”で再び青い鳥を踊る。14年、ノイマイヤー版『ロミオとジュリエット』バレエ団初演で僧ローレンス、オーストリア・クラーゲンフルト市立劇場で『タムタム』主演、ローマ・カラカラ野外劇場で『春の祭典』生贄を踊った。このほか創立50周年〈祝祭ガラ〉『スプリング・アンド・フォール』二人の男性、『ドン・キホーテ』闘牛士、ジプシー、ベジャール振付『第九交響曲』バレエ団初演に出演、『くるみ割り人形』ピエロ、フランスを踊るなど、多数の作品に出演している。
東京都出身。5歳よりバレエを始める。2005年、東京バレエ学校を経て東京バレエ団に入団、アロンソ振付『カルメン』で初舞台を踏む。12年、新制作“子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』”で青い鳥、フォーチュン王子、4人の王子を踊る。パリ・オペラ座ガルニエ宮『ザ・カブキ』で現代の勘平、〈横浜ベイサイドバレエ〉で『ギリシャの踊り』二人の若者、『くるみ割り人形』ピエロ、ロシアなどを踊り、ベジャール振付『くるみ割り人形』で猫のフェリックスに抜擢された。13年、東京・春・音楽祭で『春の祭典』生贄、〈マラーホフの贈り物〉『バレエ・インペリアル』ソリスト、『ラ・シルフィード』パ・ド・ドゥ、“子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』”でデジレ王子を踊る。14年、ノイマイヤー版『ロミオとジュリエット』バレエ団初演でパリス、オーストリア・クラーゲンフルト市立劇場で『スプリング・アンド・フォール』主演、シュツットガルト州立劇場で『ザ・カブキ』塩冶判官、ローマ・カラカラ野外劇場で『ギリシャの踊り』ソロ、『春の祭典』生贄などを踊った。このほか創立50周年〈祝祭ガラ〉『スプリング・アンド・フォール』主演、『ドン・キホーテ』バジル、ベジャール振付『第九交響曲』バレエ団初演に出演、『くるみ割り人形』王子、スペインなど、多数の作品に出演している。
バレエ
1964年に創設。創立以来一貫して、古典の全幕作品から現代振付家の名作まで幅広いレパートリーを誇っており、なかでも現代バレエ界を代表する三大振付家──M.ベジャール、J.キリアン、J.ノイマイヤーが東京バレエ団のために振付けた作品は大きな成功を収めている。
これまでに、27次738回の海外公演を行っており、パリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場などヨーロッパの名だたる歌劇場に数多く出演し“日本の生んだ世界のバレエ団”として国内外で高く評価されている。14年2月にはノイマイヤー振付『ロミオとジュリエット』をバレエ団初演し、絶賛を博した。14年8月30日、東京バレエ団は創立50周年を迎えた。11月には「第九交響曲」でズービン・メータ指揮イスラエル・フィル、モーリス・ベジャール・バレエ団と共演し、大成功を収めている。8月よりウラジーミル・マラーホフがアーティスティック・アドバイザーに就任し、12月「くるみ割り人形」、15年2月、マラーホフ版「眠れる森の美女」3月「ジゼル」の演出を手掛け、いずれの舞台も高評を得た。8月からはプリンシパルの斎藤友佳理が芸術監督に就任することが決まっている。
指揮
1977年千葉県生まれ。洗足学園音楽大学附属指揮研究所を経て、フランツ・リスト音楽院、メクレンブルク・フォアポマーン州立歌劇場にて研鑽を積む。2008年にはエレアザール デカルヴァーリョ音楽祭に客演指揮者として招聘され、日伯移民100周年を記念する演奏会を指揮し絶賛を受けた。
これまでに、新日本フィルハーモニー交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団、大阪交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団などへ客演。2012年4月から2015年3月までは、神奈川フィルハーモニー管弦楽団副指揮者として、主催公演を含む年間20公演以上を指揮し、演奏会企画にも直接関わるなど、実績を積んできた。
2011年にウクライナ、チェルニーヒフフィルハーモニー主催の指揮マスタークラスにて、最優秀指揮者賞である「ニコライ・バセーリビッチ賞」を受賞。2014年にはアメリカ、アトランタで開催された第5回ICW国際指揮コンクールにて最優秀指揮者に選出された。
管弦楽
1970年に発足し、1978年7月に財団法人、2014年4月の公益法人への移行にあたっては、神奈川県・横浜市の自治体、企業、個人から多くの寄付を受け、公益財団法人に認定された。神奈川県の音楽文化創造をミッションとして、神奈川県全域を中心に幅広い活動を続けている。県内各地で特別演奏会を開催し、オペラ、バレエ、レコーディングなどに数多く出演。音楽教育にも積極的で、子どものためのコンサートを各地で開催。神奈川フィルのメンバーと児童・生徒との音楽的交流を通して音楽の魅力を伝えるとともに次代の神奈川フィルのファンを増やしていく取り組みとして好評を得ている。そのほか養護施設等を対象としたボランティア・コンサートや出張コンサートも毎年開催している。これまでに「安藤為次教育記念財団記念賞」(1983)、「神奈川文化賞」(1989)、「NHK地域放送文化賞」、「横浜文化賞」(2007)を受賞。CDは、川瀬賢太郎とのマーラー/交響曲第2番「復活」が発売され、高い評価を得ている。映像配信や動画を使った新しいメディアにも意欲的に取り組み多方面で注目を集めている。
http://www.kanaphil.or.jp