神奈川県の清川村にある児童数11人の宮ヶ瀬小学校で、作曲家・ピアニストの加藤昌則さんと俳優の小関明久さんによる出張音楽教室を開催しました。
加藤さんが作り、小関さんが朗読する「ものがたり」に、実体験や想像力をはたらかせ、新聞紙や紙コップ、空き瓶や傘など家庭にある身近なものと学校の楽器を使って音をつけ、「おんがくものがたり」を完成させました。子どもたちは、先生からのアドヴァイスを受け「風が吹く音ってどうやったら出るのだろう」「雨が降り始めるときってどんな音がするかな」と、みんなで話し合いながら自由な発想で取り組みました。約2時間後の発表会前には、加藤先生と小関先生から入退場やお辞儀の仕方、演奏に入るタイミングなどプロの舞台人の心得も伝授されました。この授業を通して、子どもたちは加藤先生と一緒に「作曲」という作業を体験しました。
発表会には同じ敷地内にある宮ヶ瀬中学校のお兄さん、お姉さんたちも見に来てくれました。発表後には「みんな良かったよ」とひとりひとりに声をかけて、笑顔で小学生と話す微笑ましい場面も見られました。